東大院生プログラマの日常

勉強,プログラミング,感じたことなど,毎日何かを発信することを目標とします

公式の覚え方

数学には「公式」と呼ばれるものがいくつも登場します.
みなさんはその「式」だけを覚えてしまっていないでしょうか?

公式を覚える際には以下のことが重要です.

  • 公式の導出過程を覚えること
  • どのような場合に使えるかを覚えること

論理のミスの防ぎ方

前回までは,ケアレスミスの防ぎ方について書いてきました.

今回は,論理のミスの防ぎ方について書いていこうと思います.

間違いが起こってしまう点は次のような箇所です.

  • 「(〜なので)Aである」という文章
  • 書き始めの数式(前に = がついていない数式)

どちらの場合も,「自分の書いた文章や式が本当に合っているかな?」と自分自身でよく確かめることが重要です.

〜なのでと書いたけれど〜の部分は正しいだろうか?
〜なのでAであると書いたけれどAにはならない場合はないだろうか?
この数式が成り立つ理由を書いているだろうか?
書かれた理由は正しいだろうか?

テストや入試でなければ,このようなことを考えるのは面倒だと思うかもしれません.
しかし普段からやっていないことが本番でいきなりできるはずはありませんし,常にこのように考えることで論理的な思考が身についてくるはずです.


一人で行なっていてもよくわからない,間違いに気づけない,という場合には他の人と解答を見せ合うと良いと思います.
その場合には,他の人の解答を「間違っているのでは?」と批判的に読むことが大事です.

他の人の解答を読んでいくと,「どうしてこうなる?」「どうしてこうだといえる?」という部分が出てきます.
そういう部分は,説明が足りない,もしくは間違っている部分となるので,自分でも気をつける必要があるとわかります.
また,逆に自分の解答を読んでもらうことで,そのような部分を教えてもらえます.

今日のポイント

「自分の書いた文章や式が本当に合っているかな?」と自分自身でよく確かめることが大事

単位法(ケアレスミスの防ぎ方)

今回でケアレスミスを防ぐテクニックは最終回です.
テクニックその6 単位法 を紹介します.

これは化学や物理でとても役に立つ方法です.
どういう方法かというと,簡単に言えば単位があっているかを確かめるという方法です.

極限法(ケアレスミスの防ぎ方)

今回は計算過程でのケアレスミスを防ぐテクニックその4 極限法です.

これは前回説明した代入法とよく似ています.
代入法では文字にある値を代入して確かめましたが,極限法では文字の極限をとります.

代入法(ケアレスミスの防ぎ方)

今回は計算過程でのケアレスミスを防ぐテクニックその3 代入法です.

これは,計算や式変形を行う前と行った後の文字に同じ値を代入し,その時に両方の式が一致するかを確かめる方法です.

逆戻り法(ケアレミスの防ぎ方)

今回は計算過程でのケアレスミスを防ぐテクニックその2,逆戻り法です.

これは,計算や式変形を行った後の式から,計算前・変形前の式に戻すことが出来るか(戻して一致するか)を確かめるという方法です.
この方法のメリット・デメリットを説明します.

反復法(ケアレスミスの防ぎ方)

今回からは計算過程での,ケアレスミスを防ぐテクニックについて書いていきます.

1つ目の方法は反復法です.(名前は勝手につけたものなので,覚えるようなものではないです)

これは,1度行った計算をもう一度繰り返して一致するかどうか確かめるという方法です. ポイントは1回目の計算をあまり見ないようにすることです.1回目の計算を見てしまうとその式に引きずられて同じように間違いやすくなるからです.


この方法のメリット,デメリットを説明します.

ケアレスミスの防ぎ方

少し前に数学は間違えないことが大事だと書きました.
ここから数回にわたって,間違えないためにはどうすればいいのか,ということを書いていこうかと思います.

間違えるパターンは大きく分けて2種類あります.

  • 論理の誤り
  • ケアレスミス

論理の誤りとは,簡単に言うと 「Aであるから,Bである」 と考えたけれどもそれが間違っている場合です.

ケアレスミスは,計算ミスや数字の書き間違いなどのミスのことです.

気をつけて,確実に減らすことができるのはケアレスミスの方です.そこでまずはケアレスミスの減らし方を見ていきます.


同値を意識する

前回解と問題は同値なものと説明しました.

今回は問題を解いていく過程で同値を意識すれば,問題が解きやすくなることについて説明しようと思います.